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氷山空母ハボクック

ハボクックはイギリスが計画した対ドイツ戦用の航空母艦であり、他にも荒唐無稽なプランを生んだジオフリィ・N・パイクによって提案されたハボクックは排水量2200000t、全長600m+、全幅は91m。
この他を圧倒する巨大さを実現(結局、1/35のミニサイズの実験船が造られたのみではあるが)するのが、氷でできた船体の構造である。
すなわち、パルプを混入して凍らせることで融点を高めた「パイクリート」なる氷(もちろんパイクが考案したためこの名がある)を積み上げることで船体を形作るのである。
一説によれば、パルプを4ないし14%混入したパイクリートは摂氏15℃までは融けないということである。
パイクの提案では、船体はパイクリートを積み上げて形成、船体を10のブロックに分割。
1つのブロックは幅約90m、間仕切りの厚さが6mで、舷側及び船底は12〜15mという厚さとしていた。
中央下部に冷却システム、船尾に合計13基のモーターを備える。
姿は、といえば寸法のあまりの巨大さゆえ、計画された形自体もはっきりしないが、最も信頼すべき文献によれば、通常の船型であり、ただ単に巨大というシロモノであったらしい。
乗員数は1590人、200機のスピットファイア、100機のモスキートを搭載予定と凄まじいものであった。
だが、1/35の実験船の段階で問題を生じた。
パイクリートはそう簡単には融けなかったが、しかしそれを積み上げた船体は自重で沈むということがわかり、計画も頓挫したのだった。



氷山空母ハボクック・性能諸元
全長:600m
全幅9:1m
排水量:2200000t


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